優しくない

きょうもまったり。@KANA

こんにちは、KANAです。
今日あったことで考えたことがあったので書いてみます。
決して自己満足とか社会的評価を求めているわけではないです。
ただ純粋に、思ったこと。
今日は午前と午後2回に分けて出かけたのですが、
午前中の帰宅途中、バスに乗っていた時の出来事。
バスは前乗り中降り制で、私は真ん中より少し後ろの椅子に座っていました。
真ん中のドアより後ろの席は、段差があって、
前がよくみえるようになっています。
はじめはぼんやりしていましたが、ふと前を見ると、
前のほうの席に座っているおじさん?おじいさん?が、
体をがたがた震わせてなんとか体をあたためようと(?)体を揺らしていました。
本日の都内は雪が積もるほどの寒波。
私の席からは傘は見えません。
男性の後ろの席の人はのけ反って座っています。
優先席のおじいさんもチラチラみているだけです。
私はいてもたってもいられなくなり、こえをかけることにしました。
幸い、私が降りる一つ手前のバス停で、
男性の後ろの席が空いたのでバスが止まっている間に移動して、声を掛けました。
「寒いですか?病院行きますか?」
男性は笑って答えます。
「いえいえ、大丈夫です、いまから帰宅するところなんですよ。」
「傘はありますか?」
「あります、大丈夫です。」
男性は笑って大丈夫というだけです。
このとき、男性からは少し小汚い?というと語弊がありますが、
とにかくそういう類の匂いがしました。
そうか、男性の後ろの席に座っていた人がのけ反って座っていた原因はこの匂いか。
と、感じました。
でもそれほど酷くありませんでした。
服がとにかく寒そうで、首元もつめたそうでした。
私は偶然にもこのとき、マフラーを2つしていました。
長年愛用しているお気に入りの赤いマフラーと、
最近買った、白い猫ちゃんのもふもふマフラー。
男性がかけづらくないように、私は赤いマフラーを男性の首に巻きながら言いました。
「寒いですからあたたかくしてくださいね。」
ここで、バスは私の降りるバス停に止まりました。
私がドアのほうに向かって歩くと、
後ろの人たちは、私に注視していました。
同じバス停で降りた男性には、降りた直後に、
「あなたは優しいね。」と言われました。
私は、優しいの?
私は、普段障がい者でバス代を半額にしていただいたりしています。
普段、家族や友人に多大な迷惑をかけています。
子どもがいないので、老後も周りに迷惑をかけるでしょう。
私は、ただその恩返しをしただけです。
いままでの恩と、これからの恩のぶんだけ。
私が優しいのではないのです。
私は自分のことしか考えていないし、大事な人のことを傷つけてばかりです。
でも、だからこそ、普段してもらっている分を、
できるタイミングで、できる範囲で、社会にお返ししているだけ。ただそれだけ。
優しいってなんだろう。

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