こんばんは、KANAです。
本日は夫の誕生日!!めでたいめでたい。うむ。
食後録画してあった「終わらない人 宮崎駿(NHKさん)」を、
二人で観ていました。
宮崎さんの言葉に惹かれるのは、
きっと宮崎さんが飾らない言葉で的を射た真実を、
ぽつりぽつりと語るからだろうなぁ、などと深く思ったのでした。
そして人生を、「人の生」を、めいっぱい歩いているから、
みんな共感するんだろうなと思いました。
「映画をつくっている最中に、これじゃあ死ねないと思いながら死ぬのが幸せなんだろうな」とか、
「なにもしないのがつまらないから映画をつくる」(言葉が違うかもしれないところはご容赦ください)とか、
ふんふん、と一言一言感じながら番組を観ました。
何もしないで生きるということは、本当につらいことだというのだけは、
なんとなくわかる気がします。
おととし・去年と、私は似たような思いをして過ごしていました。
一日中布団からでられない・起き上がれない。
横になっていても息苦しくて、熟睡できない。
お風呂に入っていても、唾液が次から次へとでてきて、
本当に3分に1度「ぺっ」とださなければいけない。
原因不明の、そんな症状に襲われながら、
約二年間過ごしました。
夫が休みの土日しか、それも夫が同伴していないと、でかけられない。
そういった状況。
あるとき、ふと、文房具売り場で、
「ああ、考えたことを書くことは、前向きなことだな。
なんらかの形でこの世にかかわりたいという意思がないと何も書けない。」
と思ったこともありました。
今だから言える。
一昨年と去年は、自分にとって、体力的に生死を彷徨っていたんだなと。
精神的にはもちろん常に生死を彷徨っていますけども;
人は日々無意識に、明日・明後日・一週間後・一か月後・一年後を思い描いている。
でも、その無意識こそを意識してしまったとき、
人は絶望するのだと思います。
私は、いつの間にか、死んでいたい。
生き方とは。

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