目に浮かぶ景色が美しい。茶道のある日常エッセイ。
幼いころ、書道を習っていた。
なかなか上手くならなかったし、今もたいして変わらない技量なのだが、
日本の文化は好きだった。
実家の近くで、そろばんを教えてくれるお寺があって、
書道教室もあって。
環境に恵まれたと思う。
いつのまにか、茶道にも憧れがあった。
実際に茶道を始めるまでには至らなかったが、
出かける先々で、お茶をいただけるところを見つけては、ほぼ必ずいただいてきた。
時には観光地で、時には都内の大きな公園で。
「もし人生に茶道が寄り添っていてくれていたら。」
そんな想像を、
この本を読むことで、たくさんした。
映画化されてからは、その世界の素敵さを、より認識した。
ただひたすらに美しい、茶道の世界。
まずは活字を追って、
それから映画を観て、
そして時期をみて茶道の世界に飛び込むのも、悪くはないかもしれない。
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