■2023年10月~ アニメ放送開始!!■
『毒見役』が宮中の難事件を解決……!!♪ネタバレなし
ミステリーはそれ程読むのが得意ではない。
難事件が次から次へとに解決していっても、
私にはそのからくりを想像することが難しいし、
何より登場人物がたくさん死んでいくイメージである。
子どものころは、それなりに楽しめたジャンルであった。
シャーロック・ホームズは子ども向けに翻訳された青空文庫でよく読んだし、
1994年に小学館で連載が始まった名探偵コナンは、
アニメから入って、毎週夕方楽しみにしていたものだ。
(もちろんコナンくんは今もそのほとんどを映画館で観ているほど好きである。
しかしその理由はミステリーが好きだからというよりは、
ラブコメディ要素が強いから、という方が多い気がする。)
話をもどそう。
この「薬屋のひとりごと」は、
本屋で働いているミステリー好きの友人M(きっと今後たびたび出てきます)が、
「人が死なないミステリーで読みやすくてオススメだから読んでみて」
と言ってくれたシリーズである。
原作は小説だが、より様々な人に読んでもらいたいという思いからなのか、
2種類(2絵柄)の作画が異なる漫画も発刊されている。
↓左から 原作小説 漫画ねこクラゲ著Kindle版 漫画倉田三ノ路著Kindle版
この作品は、
・薬の知識が全くなくても楽しめる。
・ミステリー要素もそれほど小難しくない。
・(少なくとも前半は)登場人物が死なない。
・ほんの少しだけラブコメ要素もある。
『中華ミステリー』という言葉で合っていると思う。
この作品は、
この上なく、『わたし得』な作品である。
「大絶賛を博したあの痛快ミステリーが待望の文庫化。
中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。―――
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。
今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。
呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。―――」ヒーロー文庫 あらすじより
↓左から 原作小説Kindle版 漫画ねこクラゲ著Kindle版 漫画倉田三ノ路著Kindle版
↓左から 漫画ねこクラゲ著紙版 漫画倉田三ノ路著紙版
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