【ものがたりの家】吉田誠治 美術設定集

単行本・文庫本

想像の中の、家と人。HOUSES WITH A STORY

あるページには、竜使いの郵便局
またあるページには、階段堂書店
さらに他のページには、几帳面な魔女の家、etc…

みなさんは幼いころ、絵本を読んで思わなかっただろうか?
「この主人公のおうちはどんなだろう?」
「この魔女さんのおうちは?」
「この魔女さんのおうちにはきっと薬草がいっぱいあるんだ!」
「それから薬を作る大きなお鍋があって、、、」
「ペットは黒猫さんだといいなぁ」

この本は、様々な仕事を担っているキャラクターの設定と、
そのキャラクターたちの住む家について、
細かい説明いり(これは吉田氏の想像)で、
私たちの(ほぼ)想うとおりの家が描かれたイラスト設定集である。

元が同人誌なだけあって、とても自由な発想で、絵が描かれている。
私も、この本を友人から初めて見せてもらったとき、
「うわぁ、なんてワクワクする本なんだろう!!」と胸が高鳴った。
「もし私が竜使いの郵便屋さんだったら、こういう家に住みたい!」
「この部分の造りは、実際に住んでみたらとても実用的だろうなぁ」
「この家だと、竜はここで寝食するんだな。竜の近くで眠れてきっと幸せだな」等々。

美術設定集とはいえど、もうほとんど絵本である。
大人である自分ですらわくわくするのだ。
子どもたちにプレゼントしたら、どれほど喜んでくれるかわからない。
(私はこの本を、妹にも義妹にも友人にも贈ったし、甥っ子の誕生日にも贈るつもりでいる。)


この絵本から、物語をつくってみても面白いかもしれない。
まずはショートストーリーから、とか?

もしもあなたが、
この本からインスピレーションを受けてショートストーリーを書いたら、
是非この記事のコメントでSSを読ませてほしいと願う。

自分も書けたら公開したいと思う。

ーーー『住んでみたい!!空想の家を33点収録!!
背景グラフィッカー吉田誠治がおくる、夢と憧れが詰まった
今までにない美術設定集』ーーーPIE 本書帯より

↓左 紙版 右 Kindle版↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました